幼児教育無償化問題どうなる?いつから?メリットや負担・反対意見まとめ

幼児教育無償化問題どうなる?いつから?メリットや負担・反対意見まとめ!安倍首相が3〜5歳の全ての子どもの幼児教育・保育の費用を無償化する方針を示しましたが本当に実現する日はくるのでしょうか?幼児無償化はいつから?実現する?メリットや賛成反対意見は?まとめてみました。

もくじ

幼児教育無償化、いつ実現する?

2014年頃から、政府が公約に掲げるようになった教育無償化ですが、一体どのような構想になっているのでしょう。

大きくは、

・3~5歳の全ての子どもの幼児教育・保育の費用を無償化

・0~2歳の子どもは所得が低い家庭に限って無償化

という話です。

政府の考えとしては、「2019年に消費税を10%に引き上げた後に、増えた分の税収を無償化の財源にして、2020年度までに実現したい。」こういう方針で行きたいけどどう?と国民の気持ちを聞くための今回の解散総選挙ですね。(加計森問題の逃げ選挙とも言われていますが)

 

それまで話が全く進まないのかというとそうではなくて、いくつかの条件で、すでに無償化が始まっています。

2017年10月現在で幼児教育無償化となる対象は次の通りです。

・生活保護世帯全て

・年収360万円未満世帯の第2子は半額、第3子以降は無償

・市町村民税非課税のひとり親世帯全て

・年収約360万円未満で市町村民税所得割が課税されるひとり親世帯の第2子以降

・市町村民税非課税世帯の第2子(2017年度から)

 

また、自治体によっても異なります。

大阪府の守口市ではすでに、世帯所得に関係なく、0~5歳児の認定こども園、保育園(所)、幼稚園、小規模保育事業所の保育料や授業料の利用者負担額がゼロになっているということです。

ほかの自治体でも、段階的に無償化を始めているところもあるようです。

スポンサーリンク

幼児教育無償化のメリットとデメリット

無償化って、いい響きですよね。しかし、世の中いいことだけで終わる話はないはずです。

まずメリットとしては…

・保護者の経済的負担が減る

・出生率があがる

・子供が平等な教育を受けられる

平均で一人あたり月2万円の保育料が必要なくなるのですから、家計の圧迫が緩和され、子供が増えることへの抵抗が弱まり、出生率があがることが期待されます。

 

幼児教育は義務教育ではないので、家計に余裕がないことで、行かせることができない家庭もあると思います。

しかし3歳から5歳の子供の時期は、子供同士で関わりあう中で、社会性を身につけ学習していく非常に大切な時期です。

その機会を平等に与えてもらえるのは、子供にとって幸福なことです。

 

一方デメリットとしては…

・財源確保のための増税がある

・幼稚園や保育園が足りていない

・無認可保育園や認証保育園は対象外なので、認可保育園に入れたい人が増え、また待機児童が増える

無償化にした分を負担するお金がどこかから降ってくるわけではないので、当然、増税という形で国民の負担は増えます。

 

消費税増税だけでなく、自民党の小泉進次郎氏が提言する「こども保険」を社会保険の中に創設して、財源にあてる構想もあります。

また、無償化法案が実現したとして、対象の子供が全員入園できるかというと話は別ですね。受け入れ可能な幼稚園や保育園、また対応可能な人材の確保の問題が同時に出てきます。

幼児教育無償化に賛成派と反対派の声

ネットでも賛否、様々な意見があるようで、どちらかというと否定的意見が目立っているようです。

幼児教育無償化賛成派の意見

ありがたい!

子供を育てる環境を整えるのは少子化対策になる

 

無償化ってやっぱりいい響きですからね。単純に、「タダになったら助かるな〜」と思うのは当然。

幼児教育無償化反対派の意見

保育園の無償化が先行すると、認可保育園の申込み殺到で、また親のいす取りゲームやいがみ合いがはじまるだけ

保育士の給料上がるという話はどこへ行った。無償化に使われるのか。

保育園や幼稚園をもっと増やしてほしい

増税の前に政府の無駄な出費を抑えるべき。一般人ならそうする。

 

タダになったらその負担は誰がするの?それ以前に問題があるよね?というのもわかります。

 

しかし、2017年9月に行われた日本経済新聞社の世論調査では「賛成だ」と答えた人が73%、「反対だ」の答えた人は18%と、おおむね賛成の結果がでたようです。

幼児教育無償化で考えられうる課題は?

幼児教育を無償化するだけでは、子育て支援とは呼べません。

無償化になることで、預けたくても預けられる施設がない、人手も足らない、業務は増えるのに、給料が安ければ保育職につく人は減り給料体系の見直しが必要、となると、そこに投資していく資金がさらに必要になります。

障がいをもった子供の受け入れはどうなりますか?

一時保育や病児保育はどうなるでしょうか?

子育て世代の現実に沿う、綜合的な施策が求められます。

まとめ

結局無償化に伴い、負担が増えたりそれに必要な資金が増えていくことには変わりない、といった感じですかね><

オススメ記事とスポンサーリンク スポンサーリンク
  最新情報を知っているよ!この情報間違ってるよ!というあなた!ぜひ下部コメント欄に投稿してください!(匿名OK・メールアドレスも入力せず投稿できます) 推しコメもどうぞお気軽に!

よろしければシェアをお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です