金スマ・食べ方や食生活チェック!【医者が教える食事術】
5月18日の金スマで紹介されたのは、48万部のベストセラーとなっている「医者が教える食事術」。著者はこれまで20万人を診てきた実績がある牧田善二先生。
先生が紹介する食べ方ならば、「健康はもちろんダイエットにも良い」とのこと!根拠は最新医療と統計データといいますが、本当なのでしょうか?
→医者が教える食事術 最強の教科書 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68 [ 牧田 善二 ]
日頃から健康法や食べ合わせ、ダイエットなどを意識している方だと興味があるのではないでしょうか?
この記事では5月18日放送の金スマについてまとめています。
もくじ
医者が教える正しい食事術とは?
食べ順・食べ合わせ・栄養など、いま常識とされている食や料理に関する知識を医学的に正しく見直した食事方法のこと。
体のために良かれと思っていたことが、実は大間違い!常識が覆される医者が教える正しい食べ方とは、一体どんなものなのでしょうか。これから紹介していきます。
芸能人の食生活も実は間違いだらけだったとのこと…!
卵は1日何個食べてもOK!コレステロール値は上がらない
血中のコレステロールが高いと動脈硬化を進ませ、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めるとされています。そのためコレステロールを多く含まれているエビやいくら、中でも手軽な卵も1日1個までというのが常識のようになっていました。
そんな中、2015年に厚生労働省と日本動脈学会は驚きの声明を発表していたのです!
食事によってコレステロール値は大きく変わらない。
つまり、何をどれだけ食べても血液中のコレステロール値には影響がないと発表したのです。
体内のコレステロールの8割から9割が肝臓で作られています。食事でとった量に応じて肝臓は生産量を調節するんだそうです。
そのため体内にコレステロールが多く入ってくれば肝臓は生産量を減らし、コレステロールが入ってこなければ逆に生産量を増やす。こうしてバランスを取っているため、食事は体内のコレステロール値には影響がないということでした。
ではなぜ卵などが悪者にされてきたのか
きっかけは1913年にロシアで行われた実験の論文。ウサギにコレステロールを食べさせたら動脈硬化になったというもの。その発表から、コレステロールが多い卵への誤解が都市伝説のように広まってしまったそうです。
しかしウサギはコレステロールを含むものをそもそも食べず、草食動物での実験を人間にあてはめるのがそもそも大間違い!
コレステロール値が高い人でも2日に1個は食べた方がいいでしょう。健常者なら1日1個。
極端にいえば10個食べてもいいんだとか。卵の食べ過ぎを心配する必要がないんですね〜。
卵は良質なタンパク質をはじめ、ビタミンやミネラルを含んだ完全な栄養食材というのが現在の常識。生活習慣病の予防にもなるので、常識的な範囲内で積極的に摂取すると良いそうです^^
三角食べはデブのもと!太りやすい食べ方?
味噌汁、ご飯、そしておかず…黒沢かずこさんが心がけているのは順繰りに食べる「三角食べ」。三角食べといったら、子供の頃正しいと教えられていた食べ方ですよね。
実はこの三角食べが、医学的にはよくないんだとか。
慣れ親しんだ食べ方ですが医学的には正しくないと言われるその理由は…
- 早めに炭水化物を食べると血糖値が上昇する→体の負担になる要素が多すぎる
- ご飯に合うようおかずの味付けが濃くなる→ご飯の量が増える
三角食べは一口目というわけではありませんが早めにご飯を食べることになります。また、おかずと一緒に食べることでついついご飯を食べる量が多くなってしまいます。
すると体内では、急に入ってきた糖質により血糖値が急上昇。それを下げるためエネルギーとして使いきれない分をインスリンが脂肪としてどんどん蓄えてしまうといいます。
これが起こりやすい三角食べは、肥満になりやすいとのこと。
大事なのは食べる順番!
食事はタンパク質や脂質から食べると太りにくいといいます。タンパク質の方が食物繊維よりも血糖値を下げる効果が高いんだとか。
先に肉や魚を食べると胃での消化時間が4〜5時間と長く、あとで食べた炭水化物の消化が遅れて血糖値がゆっくりと、しかも上がり過ぎないのがポイント。
タンパク質や脂質を食べてから、最低でも3分後に炭水化物を食べると糖の吸収を抑えてくれるんだそうです♪
三角食べするなら、サラダを最初に食べてそれから三角食べならまだ良いみたいですよ!
吉本興業東京支社の社食が美味しそうでしたね…
健康のためにフルーツジュースは逆効果!
渡辺美奈代さんのご自宅。おしゃれな食卓には手作りのイチゴジャムやフルーツジュース。家族の健康のためと毎朝フルーツジュースを作っているそうですが、これが間違いとのこと。
果物にはミネラルやビタミンなど、体に良い栄養素がたくさんつまっていますよね。しかしフルーツジュースには果物の糖分が含まれています。
- フルーツジュースには脂肪を作りやすい果糖が含まれている
果糖は普通の糖分。ブドウ糖とはまた別のものです。
果糖は米などのブドウ糖と違いエネルギーになりにくく、逆に中性脂肪として体に取り込まれやすいんだそう。つまり太ってしまう糖分だといいます。
コップいっぱいのジュースを作るにはたくさんの果物が必要です。
例えばオレンジならコップ1杯分にするのに約3個。そのまま食べるより太りやすい果糖を摂り過ぎてしまう結果になります。
ちなみに渡辺美奈代さんが朝食に使っていたバナナは、果物の中でも糖質が多く含まれているんだとか。
絞るタイプのジューサーの場合は、果物に含まれている食物繊維を残りカスとして捨ててしまうことになります。食物繊維は腸内環境を整えたりするなど役立つのに、摂取できず意味のないことに!
果物はビタミンやミネラルが含まれているので、ジュースにはせずにそのまま食べること。食事の最後にゆっくりと噛んで食べるのがいいそうです。
ダイエットの為の油抜きはNG!
楽屋では収録用のお弁当には手をつけず、お気に入りのサラダにドレッシングをかけて食べていた橋本マナミさん。
ドレッシングはカロリーも高いしなるべく油分を取らない方がいいんじゃないかなという考えでドレッシングもノンオイル。
サラダに油を入れちゃうとサラダを取ってる意味がなくなりそうな気がする。太りたくないので油を極力減らしている!という橋下さんでしたが、これがNG。
油はカロリーが高くて体にも悪いイメージがありましたよね。摂取すると太ると思われてきました。しかし油の知られざる働きがあったのです。
- 油の中の脂質によって、むしろ代謝はアップする
とのこと。
油の中でおすすめはオリーブオイル
サラダ油・オリーブオイル・ごま油・えごま油などには必須脂肪酸という物質が含まれています。
必須脂肪酸は人間の体では作り出すことができず、食べることでしか体内に入れられないそうです。
必須脂肪酸は体内の脂肪を燃やす働きをしてくれるといいます。つまり、油は体内の脂肪燃焼の着火剤。
おすすめはオリーブオイル。油は体内で酸化してしまうと有害物質になってしまいますが、摂らないのは逆効果。オリーブオイルは非常に酸化しにくいという性質を持つそうです♪
食事をするときには、油を一緒にいただきましょう。
今までの努力は一体…
白飯とチャーハン・太らないのはチャーハン!
チャーハンでは油がある役割を果たしているそうです。
それは糖質である米のコーティング!
チャーハンが胃の中に入り、消化分解されてブドウ糖になっても、油でコーティングされた状態になります。太る原因とされる糖質の吸収をコーティングによってゆっくりにしてくれ、太りにくくなるんだとか。
血糖値が高い=血の中の糖分がたくさんある=太りやすい、ということで金スマスタッフに血糖値測定器を装着して実験。
白米を食べた後の血糖値は173(食後90分後)と高め。同じくチャーハンを食べた後の血糖値は145(食後90分後)!ちゃんと油がコーティングしているんですね〜。
油は太らないために必要なものだったのか…
抜け毛予防にワカメは意味がない
抜け毛予防にワカメを食べている渡辺美奈代さん。しかしに抜け毛予防にワカメは意味がないとのこと…ワカメは髪に良いと思ってたのに!
髪の成分は99%がケラチンと言われていますが、ワカメにはミネラルが多くタンパク質は極端に少ないんだそうです。
つまり、ワカメには髪の成分、ケラチンというタンパク質がほとんど含まれてない…!
したがって育毛効果は得られない><
ケラチンを増やすには?
抜け毛予防にはワカメを食べるのではなくて、ケラチンのもとになる食品、タンパク質や亜鉛、ビタミンBが豊富なものを摂取するように心がけると良いみたいです。
卵、大豆製品、牡蠣、お肉、マグロなどですね!
コラーゲンは食べても意味がない
美容のためにコラーゲンが含まれるものを食べている人も多いですよね。フカヒレとか。お肌に吸収されてる気がする、なんて思えますが、美容のためにコラーゲンを食べても意味がないそうです!
医学的に見ると、コラーゲンは食べても意味がない。
コラーゲンはタンパク質の種類で細胞と細胞の間のクッションの役割を果たしています。たくさんあると肌がプルプルになり、少なくなると肌がカサカサになるというのはわかっていたのですが…
コラーゲンを食べると消化の過程で完全に分解され、アミノ酸になってしまうんだとか。
コラーゲンといえばたらや豚足、煮こごり、手羽先などに多く含まれていますが、食べると体内で分解されてアミノ酸というものになる。つまりアミノ酸はコラーゲンではないので、いくら摂ってもそのまま体のコラーゲンになるわけではないそうです。
コラーゲンを増やすには?
人間の体にあるコラーゲンは全て自分の体内から作られたもの。
コラーゲンを作り出すのは皮膚の線維芽細胞(皮膚内部にある、コラーゲンを作り出す細胞。)。そのためコラーゲンを増やすなら、この線維芽細胞を活発にして、コラーゲンを作ってもらうしかないとのこと。
その栄養源になるのがビタミンAとビタミンC。
ビタミンA・・・バター、チーズ、海苔、うなぎなどに多く含まれる
ビタミンC・・・レモンなどの果物や緑茶に含まれる
積極的に摂取したいですね!
研究結果ではコラーゲンを口から摂取しても効果あり
コラーゲンはゼラチン、コラーゲンペプチド、アミノ酸という過程で分解されていきますが、近年の研究結果では、コラーゲンは全てアミノ酸に分解されるのではなくて一部はコラーゲンペプチドの状態になるようです。
コラーゲンペプチドの状態で食べると、分解工程が省略されるため普通のコラーゲンより吸収性が高く、美容健康にも良い結果を得られたという研究結果が報告されているんだとか。
そのため口からコラーゲンを摂取しても、効果がないわけではないみたいですよ^^
ほかほかご飯と冷えたおにぎり・太らないのは冷えたおにぎり
冷えたおにぎりはデンプンの形が代わり、難消化性デンプンになって消化が難しくなるのでゆっくり消化され、ゆっくり血糖値が上がるので太りにくいんだそうです。
焼かないパンとトーストでは太らないのはトースト
パンの場合も同じく、焼いた方が難消化性デンプンが増えるんだそうです。
私は焼かないパンが好きだったんですが…これからは焼きますw
ダイエット中も脂肪は避ける必要はない
肉の脂身をカットして食べていた黒沢かずこさん。しかしこれは間違い!
脂身は太る原因にはならないのでしょうか?
医学的には脂肪は食べても太らない。
食べた脂肪はそのまま体の脂肪になるわけではないといいます。その理由は脂肪は体内でいろいろな使い道があるからなんだとか。
体内に入った脂肪は、細胞の膜やホルモン、胆汁を作る材料になるなど使い道が多く皮下脂肪としてたまる余地がほとんどないことがわかっているそうです。
しかも脂肪は消化に時間がかかり、そもそも吸収されにくいんだとか。また、本当に余った脂肪は便として排出されてしまうので肥満の原因にはならない。
肉の脂肪は取り除くのではなく、むしろ食べるようにしよう!とのことでした。
ラーメンの正しい食べ方は麺から食べてはいけない
麺は糖質の多い炭水化物のため、最初に食べると血糖値が大きく上がってしまうんだそう。
三角食べで紹介された通り、血糖値は食べ順がかなり重要。血糖値の急上昇を防いでくれる食材から食べるのが良いそうです!
まずはチャーシューの脂肪分で胃に膜をはったあと、もやしやメンマなどの野菜、最後に麺。この順がラーメンの正しい食べ方といいます。
パンやパスタを食べるときに太らない飲み物はワイン
2007年、アメリカの医学誌に発表された研究で、パンのみとパン+ワインを食べたとき、パンのみを食べたときよりもパン+ワインの方が明らかに血糖値が低かったそう。
つまり、パン+ワインの方が糖分の吸収が緩やかで太りにくいという結果に。
ワインの皮や種から出る赤色の成分は、ポリフェノールの一種であるタンニン。タンニンは糖の吸収を抑えて食後の血糖値の上昇を緩やかにするといいます。
皮を剥いて作られる白ワインの場合はタンニンは少ししか含まれていませんが、白ワインの瓶の底に酒石酸という白いカスのようなものたまっていることも。この酒石酸も糖の吸収を抑えて血糖値の上昇を緩やかにしてくれるんだそうですよ。
グラス1〜2杯にしておくのが理想的とのこと。
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ただ、放送直後は在庫切れだったり、中身をどんなものかチェックしてから購入したいですよね。
序章 人体のメカニズムにそった最強の食事ー血糖値のコントロールが最大のカギである
第1章 医学的に正しい食べ方20-ダマされる前に知っておきたい食事の新常識
第2章 病気を遠ざけ活力を取り戻す!やせる食事術ー糖質制限で心身を整える技術
第3章 24時間のパフォーマンスを最大化する食事術ー朝・昼・晩の食事で本来のパワーを高める技術
第4章 見た目・気力・体力を衰えさせない!老けない食事術ー若さとしなやかさを取り戻す食べ方
第5章 本来の免疫機能を回復させる!病気にならない食事術ー現代人ががんを遠ざけるための食べ方
第6章 100歳まで生きる人に共通する10のルールー世界の統計データが教える長生きの秘訣
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まとめ
「医者が教える食事術」はダイエットをしている方にはもちろん健康に気をつかっている方には特に参考になりそうです。
脂肪摂取カロリーが多い少ないで、太る太らないを判断するな!とのこと。なかなか難しいことですが、お肉の脂身とかも食べていいんだ〜と思うとダイエット中もちょっとホッとしますよね^^
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