北朝鮮のミサイルなぜ日本海側へ発射される?標的はグアムではないの?

北朝鮮のミサイルなぜ日本海側へ発射される?標的はグアムではないの?北朝鮮ミサイルが襟裳岬の先に落下!日本に落ちたらどうなるの?と不安な中生まれた疑問・なぜグアムが標的なのに北朝鮮のミサイルは日本に向けて発射されるのか?本当は日本を狙っている?考えてみました。

もくじ

北朝鮮のミサイル発射日・概要

2017年に入り、北朝鮮はミサイル発射を日本に向けて何度も行ってきました。
その回数は、先日、北海道上空を通過し襟裳岬先の北太平洋に着弾したのを合わせて、なんと15回になります。

2017年だけでもすでに15回も北朝鮮のミサイルが発射されている、日本に向けて打たれているということは考えるだけでも不安になりますよね。

 

北朝鮮が発射したミサイルの種類や発射日、結果をまとめるとこのような感じになります。

①2017年2月12日
 中距離弾道ミサイル「ムスダン」1発
 発射後、500キロメートル先の日本海に着弾

②2017年3月6日
 短距離弾道ミサイル「スカッドER」4発
 発射後、1000キロメートル先の日本の排他的経済水域に着弾


③2017年3月22日
 短距離弾道ミサイル「スカッドER」1発
 発射後すぐに爆発して失敗に終わる


④2017年4月5日
 中距離弾道ミサイル「北極星2型」1発
 発射後、60キロメートル先の日本海に着弾

⑤2017年4月16日
 中距離弾道ミサイル「北極星2型」1発
 発射後すぐに爆発して失敗に終わる

⑥2017年4月29日
 中距離対艦弾道ミサイル「KN17」1発
 発射後が70キロメートル先で爆発して失敗に終わる


⑦2017年5月14日
 中距離弾道ミサイル「火星12」1発
 発射後、800キロメートル先の日本海に着弾

⑧2017年5月21日
 中距離弾道ミサイル「北極星2型」1発
 発射後、500キロメートル先の日本海に着弾

⑨2017年5月29日
 短距離弾道ミサイル「スカッドER」1発
 発射後、400キロメートル先の日本の排他的経済水域に着弾


⑩2017年6月8日
 短距離地対艦ミサイル 数発
 200キロメートル先の日本海に着弾


⑪2017年7月4日
 大陸間弾道ミサイル「火星14」1発
 飛距離や高度等は不明


⑫2017年7月28日
 大陸間弾道ミサイル「火星14」1発
 発射後、933キロメートル先の日本の排他的経済水域に着弾

⑬2017年8月26日
 短距離弾道ミサイル「スカッドER」3発
 発射後、250キロメートル先の日本海に着弾

⑭2017年8月29日
 中距離弾道ミサイル「火星12」1発
 発射後、北海道の襟裳岬東方約1180キロメートル先の太平洋に着弾

⑮2017年9月17日
 中距離弾道ミサイル「火星12」1発
 発射後、北海道の襟裳岬東方約2200キロメートル先の太平洋に着弾

 

以上の15回となります。14回目と15回目以外は日本海や排他的経済水域に着弾していますが、北朝鮮の核開発の技術やミサイルの精度も日に日に高くなっていることが分かりますね。

もちろんこれには、発射後すぐに爆発して失敗した回数も含まれていますが、なぜ北朝鮮のミサイルは日本海側へ発射されるのでしょうか。

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北朝鮮はなぜ日本に向けてミサイルを発射するのか

北朝鮮の標的はグアム、とも言われていますが、なぜか発射されるミサイルは日本に向けているものばかり。北朝鮮は何故、日本海側にミサイルを発射するのか?
この理由としては以下の事が考えられるのではないでしょうか。


●日本は平和主義であるから


日本は日本国憲法という国の最高法規で平和主義を掲げており、憲法第9条には戦争放棄の条文も明記されています。
 また、「核を持たず、作らず、持ち込まず」という非核三原則を掲げる専守防衛の国です。

この事から、北朝鮮は日本にもミサイルを発射しても、日本からの直接的報復の可能性は極めて低いと考えています。そして、アメリカの同盟国である日本に発射することで、アメリカのに挑発と技術力の高さを誇示していると考えられています。

●北朝鮮の地理的な関係上の理由から

通常はミサイル実験を行う際の目標の着弾地点は海に設定します。

しかしながら、北朝鮮の周辺にはロシアや中国等の北朝鮮の財政を支えている国々があり、間違ってもロシアや中国方面には発射する事は出来ません。

そうなった場合に、北朝鮮から見て海は日本海しかありません。

 

最近は「日本は海に沈めるべき」みたいな怖い発言も北朝鮮ではされていますが、日本を狙うことでアメリカを挑発しているということになりそうですね。

北朝鮮ミサイル・標的グアムにいよいよ到達か?

北朝鮮は2017年8月10日に、中距離弾道ミサイル「火星12」4発をグアム周辺沖に向けて着弾させる作戦と準備をしていると軍が発表しています。

また、具体的な数値として、『グアムまでの距離3356.7キロメートルを17分45秒間飛行後、グアム島周辺約30キロメートルから40キロメートル先の海上に着弾させる』との発言もしています。
したがって、北朝鮮がグアムを標的としていることは間違いなく、グアム発射に向けての綿密なシミュレーションをしていることが示唆されます。

これまで日本に向けてばかりミサイルが発射されてきましたが、2017年9月17日に発射された北朝鮮のミサイルは飛距離3700km、高度770km。グアムを射程におさえることに成功しています。

そのため、グアムへ実際に北朝鮮のミサイルが着弾する可能性も極めて0ではなくなってきているんですね。

 

何故、グアムを標的としているのかという疑問が出てきますが、
これは、グアムには米軍基地のアンダーセン空軍基地等の重要施設があるからです。アンダーセン空軍基地には、B1やB52の戦略爆撃機、B2のス
テルス戦略爆撃機等の主要爆撃機が巡回配備されるようになっております。

加えて、原子力潜水艦も配備されており、米軍のアジア太平洋地域の戦略的要衝の場であるグアムに先制攻撃することでアメリカの軍事力を弱らせようとしていると考えられています。

挑発の姿勢を続ける北朝鮮に対して、アメリカがいつ頃、しびれを切らしてしまうのかが注目されています。

 

もしも、米朝戦争が勃発した場合には、日本も集団的自衛権を行使して、同盟国のアメリカを支援しなければなりません。そうなった場合、日本にはかなり影響が出てしまいますよね。

そうならない為に、現状を打破する突破口を見つけなければなりません。

今後も北朝鮮ミサイルは日本に向けて発射される?

日本海・太平洋側に北朝鮮がミサイルを発射するのは実験とも言われています。発射するタイミングとしては制裁決議の報復とも言われていますよね。

過去にも、国連の制裁があると半年以内に報復的な攻撃をしてきた北朝鮮。対抗措置として行っているのだと思いますが、今後もこういった実験は続くのではないかと言われています。

 

北朝鮮も「実験」という言葉から「演習」という言葉に変えてきているので、ますます戦争したらどうしよう…と不安になってしまいますが、専門家によれば戦争になるのは考えにくいとも言われているので今すぐ戦争だ!ということにはならなさそうです。

しかしながら北朝鮮のミサイルに関してはまだまださらに強いものが出るのでは…とも予想されており、今後も警戒を続けていくしかなさそうですね。

 

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